むち打ちの後遺障害認定を勝ち取るために

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交通事故の後遺障害にはいろいろなものがありますが、中でも厄介だと言われているもののひとつに「むち打ち」があります。むち打ちはその名前の通り、自動車に乗車した際に後続車に衝突された拍子に背中が一瞬ムチのようにしなって首にダメ-ジを受けることからそのように呼ばれています。

むち打ちの特徴1.すぐに症状がでない

厄介だと言われる理由はいくつかありますが、そのひとつとして挙げられるのが、症状がすぐに出ない場合があるということです。交通事故が起こってしまったその時は、車外に出て通常事故を起こした運転手とまずは怪我等がなかったかという確認をすることになります。そしてその時点で同乗者も含めて特に痛いところがなかったり、目に見えるような傷がないといった場合には、両者ともに自動車のダメ-ジの方に関心が寄せられるのが普通でしょう。

しかし、むち打ちはしばしば症状が遅れて現れるために、痛み出した時にはすでに交通事故から数日が経っているということがあります。痛み出してすぐに病院から診断書を出してもらっても交通事故が原因で起こった症状であるという因果関係が証明されないために人身事故として取り扱って貰えず、後遺障害を請求できないということが懸念されます。

このようなことを防ぐためには、事故に遭ってしまったらその時は痛みがなかったとしても、念のためすぐに病院に行って受診することをおすすめします。

頚椎捻挫とは

ところで、「むち打ち」というのは正式な名称ではないということはご存知だったでしょうか。さまさまな症状をひっくるめてこのように呼ばれていますが、実はいくつかの種類があるということを覚えておくと良いでしょう。交通事故が原因となるもので最も多いのが、頚椎捻挫です。

頸椎捻挫は首の周りの筋肉が損傷されることによって起こりますが、症状としては首の後ろや側面、場合によっては腕までに痛みが走ることがあります。それだけではなく、酷くなると人によってはめまいや目のかすみ、吐き気を覚えることもあり、大変に辛い思いをすることも少なくはありません。

交通事故が原因で起こる頸椎捻挫の場合は、治療は整形外科に行くのが一般的です。ここで重要なことは、事故が起こった際の状況をしっかりと医師に伝えることです。自動車に乗っていたのか、バイクだったのかということやどの座席に座っていたかといったことまで、治療のカギとして大切な役割となることがあるからです。

交通事故との因果関係を示す

また、交通事故との因果関係を証明するためにも、レントゲンやMRIの検査が可能な整形外科を選ぶようにしましょう。むち打ちは医師によって診断が分れてしまうほど簡単ではありませんが、後遺症として認められるためには、治療を継続しても、症状が改善されないと判断される症状固定の段階まで治療を続けることが肝心です。その症状固定については、医師の判断となるので、たとえ相手の保険会社が示談をしたいと言い出してもここで応じてはいけません。

頸椎捻挫の治療と症状固定まで

もっとも多い頚椎捻挫の治療は、基本的の保存療法が採用されます。これはかなり時間がかかる治療法なので、通院が長引くことを嫌う相手側の保険会社は治療を打ち切って示談に持ち込もうとするかもしれません。

しかし、症状固定の段階まで治療を続けないと後遺障害の投球認定が受けられなくなり、ひいては相手に対する慰謝料や逸失利益等を請求することができなくなってしまうので、ここが我慢のしどころであるということを忘れないでください。

まとめ

交通事故は気をつけていても起こってしまうことがあります。不幸にも事故に遭ってしまったという時は、その場では痛みがなくとも必ず病院に行くようにしましょう。早めの対応が後からの状況を大きく左右するということを覚えておいてください。

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Posted by dhpac